妖しい赤

2005/10/01


今年のHOLGA EXPOに出展した12枚の中で、最も反響が大きかった作品。「あやしい美しさ」だったり「鮮やかな赤」だったり「新鮮な色」だったり、「夜景か何か?」なんて尋ねられたりもした。
川を渡る水道管の橋を下から、逆光気味に撮影した一枚。今年のHOLGA EXPOには赤・緑・青・モノクロをそれぞれ4枚ずつ並べて展示。どうしても赤い写真が集まらなくて、たまたま通った道で車を停めて撮影。確かに、赤が色鮮やかに出て結果的に赤の最後の一枚を埋めることになったけど、自分の中ではそれほど印象的ではなくて。それでも、見ていただいた方の心にはこの写真がストレートに届いたみたい。
次に多くいただいた感想が、「HOLGAなのに硬い」「シャープネスが強い」というもの。所有しているHOLGAは比較的柔らかい(ピントが甘い)写りのプラスチックレンズのもので、比較的硬い(シャープな)写りのガラスレンズのものではない。そういえば、今まで撮った他の写真も、わりとクッキリと写ったものが多いなぁ。
光線引きしたり、トンネルが出にくかったり、ピントがなかなか合わなかったり、個体差によって色んな写りをするHOLGA。手元にあるコイツは、僕が気に入った写りをしてくれるから有難い。
HOLGAを手にしてもうすぐ2年。HOLGAとの旅はまだまだ続く。

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